ポイント投資

ポイント投資の各社のメリット・デメリットを比較。ポイント運用とポイント投資の違い。

小雀ちゃん
小雀ちゃん
ポイント投資の各社のメリット、デメリットを比較

TポイントやPontaポイントなどで投資をする「ポイント投資(ポイント運用)」が人気になっており、各社がサービスを打ち出しています。

しかし「ポイント投資」と「ポイント運用」は実態が異なりますので、違いを理解して選ぶ必要があります。(ココがとても大事)

投資タイプ 説明
ポイント投資 株や投資信託の購入にポイントを使う。
ポイント運用 ポイントが紐づけた投資商品の値動きに連動する。

各社のタイプは次のとおりです。

利用ポイント 提供している証券会社 投資タイプ
Tポイント SBIネオモバイル証券 ポイント投資
楽天ポイント 楽天証券 ポイント投資
Pontaポイント Stock Point ポイント運用
dポイント dポイント ポイント運用
セゾンポイント Stock Point ポイント運用

当記事では、上記の5社のポイント投資サービスを比較します。それぞれメリット、デメリットがありますが、基本的にはSBIネオモバイル証券がおすすめです。

ポイント投資とポイント運用の違い

まず最初に、ポイント投資とポイント運用の違いを簡単に説明します。冒頭の説明のとおりですが、図解するとこのようになります。

ポイント投資とポイント運用の違い

「ポイント投資」は通常の投資にポイントが使えるもの。「ポイント運用」がポイントが投資先の銘柄と同じ変動率で上げ下げするもの、と覚えておけばOKです。

ポイント投資は実際に購入するので株主優待や配当があり、一方のポイント運用は実際に購入する訳ではないので、1株価格の高い銘柄へも少ないポイントで投資ができます。

投資タイプ メリット・デメリット
ポイント投資 実際に株などを購入するため、株主優待も配当金もある。実際の購入価格は変わらない。
ポイント運用 ポイントが連動するだけのため、株主優待も配当もないが、少ないポイントでも運用ができる。

主要ポイント投資の比較

次の観点で比較します。

  1. 投資対象と投資方法
  2. 手数料(費用)
  3. 必要なポイント(金額)
  4. 株主優待、配当金の有無
  5. 積立投資の有無

① 投資対象と投資方法

「何に」「どんな方法で」投資できるか比較します。

ポイント運用は投資できる対象(ポイントを紐づける対象)が少なく、指摘の銘柄からのみ選択できます。今のところ選択肢は限られます。

ポイント投資 投資対象 投資対象銘柄
Tポイント 個別企業の株式、ETF、RIET ほぼ全て
Pontaポイント 個別企業の株式、ETF、RIET 指定の銘柄のみ
dポイント 投資信託 指定の銘柄のみ
楽天ポイント 投資信託 ほぼ全て
永久不滅ポイント 株式、投資信託 指定の銘柄のみ

Tポイントの投資対象

Tポイント投資はポイント投資タイプです。

SBIネオモバイル証券では株の現物取引にTポイントが使えます。投資対象は現物取引、国内ETF、REITですので、ほとんどの国内株を取引できます。

こちらは通常の投資にTポイントが使える以外は通常の証券会社と変わりません。現物取引なので単元数を満たせば株式優待もありますし、配当金は単元数未満でも受け取れます。

SBIネオモバイル証券では1株単位で株を購入でき、手数料も安いです。手軽に投資を始めたい人は、ポイント運用ではなくこちらをおすすめします。

1株単位に株が買えるSBIネオモバイル証券。毎月Tポイント付与で手数料無料 SBIネオモバイル証券は1株から現物株を買えるネット証券です。 最低100株の単元数が必要な一般の証券会社と比べ、非常に少額で...

楽天ポイントの投資対象

楽天ポイントはポイント投資タイプです。

楽天証券では投資信託の購入に楽天ポイントを使うことができます。

自分で投資信託を選ぶこともできますが、初心者向け、少し慣れてきた人向けに楽天証券がお勧めする投資信託がありますので、こちらを選ぶのも良いと思います。

楽天証券では、投資信託への投資や口座残高に応じて楽天ポイントが付与されます。楽天を使っており、投資でもポイントを貯めたい人(使いたい人)におすすめです。

Pontaポイントの投資対象

Pontaポイント運用はポイント運用タイプです。投資対象はかなり限られます。

ゲオホールディングス 日本航空 三菱UFJフィナンシャルグループ リクルートホールディングス
ローソン 上海株式指数・上証50連動型 ダウ・ジョーンズ工業株30種平均 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型
ジャパンリアルエステイト投資法人 原油インデックス上場 純金上場信託

ポイント投資とポイント運用の違いで説明したように、疑似投資なので選んだ銘柄の価格変動に同調してポイントも変動するタイプです。

今はまだ選べる種類が少ないですが、この先は種類が充実してくるかもしれません。

現時点でもリクルートホールディングス、ローソンなど、Pontaポイントと関連が深い大企業や主要な株価指数インデックスが選択できます。

遊び程度に投資を楽しんでみたい人向けのサービスです。

(2020/07/19追記)

Pontaポイント運用はStock Pointに運用移行され統合されました。

dポイントの投資対象

dポイントはポイント運用タイプです。

「おまかせ運用」「テーマ運用」の2つのサービスが選べます。

おまかせ運用
アクティブ運用 株を重視して大きなリターンを狙う。
バランス運用 債券を重視して安定したリターンを狙う。

テーマ運用では8種のテーマから選びます。

日経平均 新興国 コミュニケーション 生活必需品
ヘルスケア 米国大型株 金(ゴールド) クリーンエネルギー

「おまかせ運用」と「テーマ運用」の両方を運用することも可能です。

リスク許容度や投資したいテーマで、どれを選択するかを決めれば良いと思います。

永久不滅ポイントの投資対象

永久不滅ポイント投資はポイント運用タイプです。

ほとんどのポイントには有効期限がありますが、永久不滅ポイントは有効期限のないポイントとして有名です。

セゾンカード利用者以外はほぼ無縁のポイントなので、利用者は限られてしまいます。

永久不滅ポイントの投資では「株式コース」「投資信託コース」を選択できます。

株式コースの対象は指定の銘柄に限られます。

カルビー 日清食品 ホンダ

投資信託コースは次の6コースあります。

投資信託コース 概要
日本株コース 日本株指数(TOPIX)に連動
米国株コース 米国株指数(VOO)に連動
アクティブコース 外国株、外国債で強気の運用
バランスコース 国内債券を中心に安定の運用
資産形成の達人コース 世界の株式を運用
グローバルバランスコース 世界の株式と債券を運用

安定を求めるならバランスコースやグローバルバランスコース、リスク込みの利益を求めるならアクティブコースなどを選ぶとよいと思います。

② 手数料

ポイント運用は手数料が高くなります。

逆に、ポイント投資のSBIネオモバイル証券は手数料が安いです。

ポイント投資 手数料
Tポイント 月額220円(税込み)で取引し放題。
楽天ポイント 買付手数料、管理手数料、信託財産留保額、換金手数料など。ファンドごとに異なる。
Pontaポイント Pontaポイントに戻す際は交換手数料5%が必要。
dポイント 手数料無料。
永久不滅ポイント 投資信託コースは手数料なし。株式コースは永久不滅ポイントに戻す際は交換手数料(後述)が必要。

一見すると、ポイント運用もそれほど高い手数料に見えません。しかし、それぞれのポイントと運用ポイントの交換レートが悪いため、交換するたびに目減りします。

Pontaポイントの交換レートは次のとおり。

Pontaポイント Stock Point
投資(Ponta→StockP) 1 1
換金(StockP→Ponta) 1 1.05

永久不滅ポイントの交換レートは次のとおり。

永久不滅ポイント Stock Point
投資(永久不明P→StockP) 4 1
換金(StockP→永久不明P) 1 5.1

投資の時と、ポイントへの換金の時でレートが異なるため、頻繁に換金をしていると目減りしてしまいます。

ポイント運用の場合、1回投資した後は十分に利益が乗るまではポイントに戻さず、長期で運用することが前提になります。

逆にTポイント(SBIネオモバイル証券)などは月額定額制なので、売買を繰り返しても手数料で目減りすることはありません。

dポイントだけ例外で、こちらは交換レートが変わらない親切な設計です。ポイント運用を選ぶ場合はdポイント運用がよいでしょう。

dポイント 運用ポイント
投資(dポイント→運用P) 100 1
換金(運用P→dポイント) 1 100

③ 必要なポイント(金額)

必要なポイント(金額)で比較します。

最低限の投資をするのに、各ポイントで最低いくら必要なのかをまとめます。

ポイント投資 必要な最低ポイント
Tポイント 銘柄の株価。1株から購入可能
楽天ポイント 投資信託の価格。
Pontaポイント 20Pontaポイント単位でStockPに交換可能。
dポイント 100dポイント単位で運用ポイント交換可能。
永久不滅ポイント 100永久不滅ポイント単位でStockPに交換可能

Tポイント(SBIネオモバイル証券)は1株から購入が可能です。通常の証券会社の場合は単元数(100株)の制限があるので、少額でも投資ができます。

また、ポイント運用は株や投資信託を直接買うわけではなく、ポイントを連動させるだけのため、投資先の株価に関係なく小額から投資ができます。

④ 株主優待、配当金

株主優待や配当金の有無をまとめます。

ポイント投資 株主優待 配当金
Tポイント 有り 有り
楽天ポイント なし 有り
Pontaポイント なし なし
dポイント なし なし
永久不滅ポイント なし なし

これまで説明してきたとおり、株主優待と配当金をどちらも得られるのは現物へ投資するTポイント(SBIネオモバイル証券)のみです。

楽天ポイント(楽天証券)は投資信託への投資になるため、株主優待はありませんが配当金は得ることが可能です。

ポイント運用タイプは株主優待も配当金も得ることができません。

⑤ 積立投資の有無

自動での積み立て投資の有無をまとめます。自動で投資に回す仕組みがあれば手間が省ける上、忘れることもないので便利です。

ポイント投資 積立投資の有無
Tポイント 有り
楽天ポイント 有り
Pontaポイント なし
dポイント なし
永久不滅ポイント 有り

ポイント運用のメリット・デメリット

最後にポイント運用のメリット・デメリットをまとめます。

【メリット】小額から投資できる

ポイント運用はあくまで疑似投資であり、投資商品を購入するわけではないため少額のポイントから運用ができます。

普通に投資しようとすると多額の資金が必要となる銘柄でも、ポイント運用であれば数十ポイントから運用することできます。

【メリット】ポイントを無駄にしない

ポイントを無駄にしないというメリットも大きいです。

複数のポイントカードを持っていると、使うポイント、使わないポイントが出てくると思います。ポイントには期限があるので、使わないと消滅してしまいます。

これまで「少額だから消えてもいいかな」と無駄にしていたポイントで投資ができるというのはメリットです。

【デメリット】手数料が高い

ポイント運用は手数料の高さ(交換レートの悪さ)がデメリットです。

これまで紹介してきたように、ポイント投資サービスによっては売買を繰り返すことで大きく資金が目減りするものもあります。

ネット証券を中心に手数料の値下げ、または無料化が進んでいる中、多くのポイント投資サービスの手数料は高いです。

「手軽に投資気分を味わいたい」「現金を使わずに投資をしたい」という人には選択肢となりえますが、本格的に投資したい場合には証券会社に口座を作った方がよいでしょう。

【デメリット】優待・配当金がもらえない

ポイント運用では株式の「配当金」が考慮されないことは、大きなデメリットです。

株価は配当金や株主優待の価値も考慮して値動きします。「権利日」と呼ばれる日に株式を持っていると優待・配当金を得られるため、権利日を通過すると価格がガクッと落ちます。

通常の投資の場合は下がった分の配当金が得られるためあまり気にする必要はありませんが、ポイント投資の場合はそのまま損失に繋がります。

ポイント投資であるTポイント(SBIネオモバイル証券)、楽天ポイント(楽天証券)はこのデメリットがありません。

ポイントの再利用や少額での疑似投資を体験したい人以外は、ポイント運用ではなくポイント投資をおすすめします。

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