ノックアウトオプション

ノックアウト・オプションの使い方。新規建て、決済の注文方法を取引画面で詳しく解説。

小雀ちゃん
小雀ちゃん
ノックアウト・オプションを使いこなそう!

IG証券が提供する「ノックアウト・オプション」には多くのメリットがあり、非常に使い勝手が良い取引方法です。

しかし、慣れるまでは注文方法や設定が分かりづらいところがあります。

例えば・・・。

  • ポイント値幅やノックアウト・プレミアムの考え方が分かりにくい。
  • エントリー(新規建て)時に指値注文ができない。
  • 逆指値幅や指値幅の使い方が分かりにくい。

この記事では、ノックアウト・オプションの取引方法を、実際の取引ツールの使い方にフォーカスしながら説明します。

指値幅などはエントリー時に面倒だからと省略せずに、最初から設定しておくと便利ですよ。

なお、基本的なノックアウト・オプション取引の仕組みや、メリット・デメリットが知りたい人はこちらの記事をご覧ください。

関連記事:ノックアウト・オプションは資金効率が良く、損失が限定される取引方法

ノックアウト・オプションは証拠金の低さと損失限定がメリット。 IG証券がノックアウト・オプションという新しい投資方法(投資商品)を始めました。 ドル円などの為替通貨ペアや株価CFD、商品C...

この記事で分かること。

  1. ノックアウト・オプションのエントリー(新規建て)方法
  2. エントリー注文画面の各設定値の意味と使い方
  3. ノックアウト・オプションの決済方法

ノックアウト・オプションのエントリー方法

ノックアウト・オプションの注文方法をドル円のベア(下落)の例で説明していきます。

ノックアウト・オプション取引画面

設定項目および重要な確認点は、大きく分けて次の5つです。

  1. ノックアウトレベル
  2. ポイント値幅とノックアウトプレミアム
  3. 最大損失額/維持証拠金額
  4. 逆指値幅
  5. 指値幅

それぞれの意味と内容を確認していきます。

新規建て注文画面の各設定値

①ノックアウトレベル

ノックアウトレベルが、ノックアウト・オプションを利用する上で最も重要な項目です。

①ノックアウトレベル

ノックアウトレベルは画面の初期表示時はデフォルト値で設定されており、これを自分の設定したい値へと変更します。

ノックアウト・レベルは「この価格に達すると強制決済される」価格を意味します。

つまり、ドル円が下落すると予想して「ベア(下落)」を選択している場合は「現在の価格よりも円安(高い)値」を選択する必要があります。

ブル(上昇)/ベア(下落)それぞれの場合のノックアウトレベルの設定方法は次の通り。

  • ブル(上昇)の場合は、現在の価格よりも下のレベルで設定する。
  • ベア(下落)の場合は、現在の価格よりも上のレベルで設定する。

FXの逆指値(損切りする値)と考えればOKです。

ノックアウトレベルは現在の価格と近い金額を選択するほど、必要な証拠金が少なくてすみます。つまり、少ない資金で取引ができるということです。

しかし、当然ノックアウトレベルが小さいと、少しの為替変動で損切りされてしまうというリスクがあります。

この例では、現在のドル円価格が「106.219円」の時に、ノックアウトレベルを「106.80円」で選択しています。つまり、106.80円に達すると自動で決済(損切り)され、損失が確定します。

ノックアウトレベルを「106.90円」に設定すれば損切り確率は下がりますが、証拠金は多く必要になります。ノックアウトレベルを「106.70円」に設定すれば、損切り確率は上がりますが、証拠金は少なくて済みます。

  • ノックアウトレベルは小さくすると証拠金が少なくて資金効率が良いが、損切りのリスクが高まる。
  • ノックアウトレベルを大きくすると証拠金は多くなるが、損切りのリスクが低くなる。

②ポイント値幅とノックアウトプレミアム

次に「ポイント値幅」とノックアウトプレミアムです。これは設定項目ではなく、現在の値として表示されています。

②ポイント値幅とノックアウト・プレミアム

ポイント値幅は、ックアウトレベルと現在の価格との差額です。

つまり、ノックアウトレベルに到達して、損切りの強制決済がされるまでの値幅を意味しています。

この例では「ノックアウトレベル-現在の価格」=「106.80-106.219=0.581」となります。1ポイント=100円なので「0.581×100=58.1」ポイントがポイント値幅です。

ノックアウト・プレミアムは、ノックアウト・オプションを利用するための保証料で、取引コストに当たります。ドル円の場合は1~2ポイントなので、100円~200円くらいと思っておけばOKです。

ポイント値幅+ノックアウト・プレミアムが必要な証拠金となります。

この例の場合「58.1+2=60.1」が必要な証拠金です。

  • ポイント値幅は現在価格とノックアウトレベルの差
  • ノックアウト・プレミアムは取引コスト(少額なのであまり気にしない)
  • ポイント値幅+ノックアウトプレミアムが必要な証拠金の金額

③最大損失額/維持証拠金額

最大損失額と維持証拠金額ですが、これは言葉通りの意味ですね。

③最大損失額と維持証拠金額

ノックアウト・オプションの最大のメリットは、損失が限定されることです。

先ほど説明したポイント値幅+ノックアウトプレミアムが必要な証拠金(60.1ポイント)ですが、これがそのまま購入金額=維持証拠金額=最大損失額になります。

60.1×100=6,010円が維持証拠金であり、ノックアウト・レベル(106.80円)に到達した時に確定する最大損失額です。

  • 購入金額=維持証拠金額=最大損失額
  • 上記はポイント値幅+ノックアウトプレミアム

④逆指値幅

逆指値は説明の必要はないかもしれませんが、初心者の方もいると思うので念のため。

損切りしたい金額を設定します。

④逆指値

この画面では逆指値に2ポイントを設定しています。1ポイントは100円なので「2×100=200円」の含み損になると自動で損切りします。

ノックアウト・レベルに到達する前に損切りしたい時に設定する項目ですが、それであればノックアウト・レベルをその金額で設定すれば良いので、逆指値の存在はあまりないです。

むしろノックアウト・レベルまで到達される前に逆指値でロスカットするのに、ノックアウト・レベルの証拠金を拘束されてしまいます。

  • 損切りしたい金額(含み損がいくらになったら損切りするか)を設定する
  • ノックアウト・レベルと同意なので、設定する意味はあまりない。

⑤指値幅

指値幅については、FXや株取引などと意味は同じです。

利益確定したい金額を設定します。

⑤指値

この画面では指値に1ポイントを設定しています。1ポイントは100円なので「1×100=100円」の含み益になると自動で利益確定します。

約定後でも設定できますが、最初から設定しておいた方が楽です。

  • 利益確定したい金額(含み益がいくらになったら利確するか)を設定する

エントリー(新規建て)時に指値はできない

ノックアウト・オプションではエントリー(新規建て)時に指値をすることができません。

正直、これが唯一とも言えるノックアウト・オプションのデメリットです。

今の為替レートからいくら想定と反対に動いたときに損切りするか、を考えて注文するのがノックアウト・オプションであり、「このレートになったらこの設定で注文する」という注文方法が取れません。

システム的には出来ないはずはないので、いつかは指値でのエントリー注文も対応されるとは思うのですが、それまでは成行注文でのエントリーしかできません。

これは、改善してほしいポイントです。

  • ノックアウト・オプションでは、指値でのエントリー(新規建て)注文ができない。

ノックアウト・オプションの決済方法

ノックアウト・オプションの決済方法は「自動で決済するか」「手動で決済するか」の2つです。

自動で決済する

自動で決済するパターンは次の3つです。

  1. ノックアウトレベルに到達して自動で損切り決済される。
  2. 逆指値に到達して自動で損切り決済される。
  3. 指値に到達して自動で利益確定決済される。

「ノックアウト・オプションのエントリー方法」で説明した通り、エントリー(新規建て)時の設定に従って自動で決済されます。

チャンスを逃さないという意味で、こちらの決済方法をお勧めします。指値くらいは設定しておきたいですね。

  • エントリー(新規建て)注文時の設定どおりに自動で決済される。

手動で決済する

エントリー(新規建て)注文時に「指値」を設定していない場合は、手動決済する必要があります。

手動での決済は当然ですが「成行」決済になります。

スキャルピングなどの場合は良いですが、そうではない場合は成行決済は利用せず、ちゃんと指値を設定しておくようにしましょう。

ノックアウトレベルは建玉を持った後の変更は出来ないのですが、指値/逆指値は建玉を持った後でも変更ができます。

  • ノックアウトレベルは建玉を持った後の変更はできない。
  • 指値、逆指値は建玉を持った後でも変更できる。

関連記事:ノックアウト・オプションとは。メリット・デメリット。

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関連記事:米国株CFDならGMOクリック証券とIG証券。手数料と取扱い銘柄で比較。

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