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ドル建て資産を持つ意味とは。20年ぶりの円安で外貨建て資産が見直される

円安ドル高でドル建て資産はどうなるのか
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2022年は円安が急速に進行し、ドル円は20年ぶりの円安水準となっています。

次の図は2021/06/01~2022/06/17の約1年間のドル円チャートです。

年初では約116円でしたが、6月中旬に135円を突破しました。

ドル円チャート(2021/6~2022/6)ドル円チャート(21/6~22/6)

複合的な要因ですが、たとえば「日米金利差が拡大している」こと、世界的なエネルギー価格の上昇で「日本の貿易収支が大きく赤字になった」ことなどがあります。

円安とは、円の価値が下がることです。

そのため、現金や日本株などの円資産だけを持っていると、その価値は円安によって実質的に目減りしていきます。

そういうわけで、日本円をドルに換えたり、ドル建て資産を持ったりと防衛に動く人が増えているようです。

このコラムでは、ドル建て資産を持つ意味を考え、米国の代表的な株価指数であるS&P500例として取り上げます。

S&P500は日本の投資家にも人気で、つみたてNISAなどで投資できる投資信託や、株と同じように市場で売買できるETFも多くあります。

分かりやすく「S&P500(ドルベース)」「S&P500(円換算ベース)」で比較しました。

次の図は、S&P500をドルベースで表示(ローソク足・価格は右)と、円換算ベースで表示(折れ線・価格は左)で表示したものです。

期間はドル円チャートと同じ2021/06/01~2022/06/17です。

ドルと円で金額表示ドルと円で金額表示

2021年6月と2022年6月を比べると、ドルベースは下落しているのに対し、円ベースは上昇していることが分かります。

S&P500はドルベースでマイナスになっているのに、円安効果で円ベースだとプラスになっているのです。

これがドル建て資産を持つことの意味で、円安に対するヘッジ効果です。

次の図にパーセント表示のグラフも載せます。同じく、ローソク足がドルベース、折れ線が円換算ベースです。

ドルと円で割合表示ドルと円で割合表示

円安効果の大きさが分かりますね。

では、円安ヘッジのドル建て資産としてS&P500を買いたい場合、なにを買えばよいでしょうか。

おすすめは以下です。

 証券会社 投資信託・ETF
PayPay証券 SPDR S&P500ETF
LINE証券 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
SBI証券 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

当ブログのバナーでおすすめしているPayPay証券、LINE証券、SBI証券などで買うことができます。

投資信託はつみたてNISAで投資することもできます。つみたてNISAは最近、LINE証券でも取扱いが始まりました。

なお、投資信託には「為替ヘッジあり」ものもあります。

同じ名前の投資信託でも「為替ヘッジあり」「為替ヘッジなし」の2種類あるものも多いので気を付けましょう。

たとえば「eMAXIS Slim 米国株」でも為替ヘッジなし(2558)のものと、為替ヘッジあり(2630)のものがあります。

為替ヘッジありの場合は、今回のように円安によるメリットを受けられませんが、逆に円高によるデメリットもありません。

とはいえ、円安へのリスクヘッジとしてドル建て資産を持つのであれば、為替ヘッジありは選ばなくてよいと思います。

このページで紹介した投資信託またはETFを選んでおけばよいでしょう。

おすすめの口座

当ブログでも使っている口座です。

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