当記事ではNISA口座を他の証券会社へ移管する手順を説明します。
一般NISAからつみたてNISAへの変更も、証券会社の移管と同時に手続きができます。
SBI証券から楽天証券へ移管する場合を例に説明していますが、他の証券会社あるいは銀行などでも手順は同じです。
- SBI証券から楽天証券へのNISA口座の移管手順
- 一般NISAからつみたてNISAへの変更手順
NISA口座の変更手順
この記事では、SBI証券で開設済みのNISA口座を、楽天証券に変更する手順を説明します。同時に「一般NISA」から「つみたてNISA」への区分変更も行います。
全体の手順は次の通りです。
- SBI証券でNISA口座移管を申し込む
- 楽天証券でNISA口座開設(&移管)を申し込む
①と②の順番は逆でも問題ないですが、既にNISA口座を持っている証券会社から「口座廃止通知書」を発行してもらう必要があります。それに少し時間がかかるので、初めに手続きすると効率的です。
① SBI証券でNISA口座移管を申し込む
SBI証券側のステップは次の通りです。
- SBI証券のカスタマーセンターに電話でNISA口座を変更したいことを伝える。
- SBI証券から「金融商品取引業者等変更届書」が送付される。
- 「金融商品取引業者等変更届書」へ署名してSBI証券に返送する。
- SBI証券から「勘定廃止通知書」が送付される。
始めに、NISA口座を持っている証券会社(SBI証券)でNISA口座の移管を申し込みます。
これは「電話でしか手続き出来ない」ので、カスタマーセンターまで電話して「NISA口座を他社へ変更したい」旨を伝えてください。
NISA口座を他社へ変更する申し込みは電話でしか手続きできない。
電話で申し込んでから1、2週間のうちには必要な書類がSBI証券から郵送されます。なお送られてくる書類は「金融商品取引業者等変更届書」の1枚です。
これに署名し、同梱されている返信用封筒でSBI証券に返送します。
その後、SBI証券が「勘定廃止通知書」を送付してきます。こちらは楽天証券に提出する必要があります。(楽天証券側のステップで説明)
なお「当該年のNISA非課税投資枠を既に利用している場合、当該年内はNISA口座を変更できない」ので注意してください。
また、既にSBI証券にてNISA預りで持っている株については、変更先の証券会社(楽天証券)の口座へ移管することはできません。
申請する年中に変更したい場合は、申請を受けた金融機関が9月30日までに手続きを完了する必要があります。早めに今の証券会社へ連絡および変更先の証券会社での手続きを行う必要がありますのでご注意ください。
翌年からの変更であれば、その前年の10月以降から変更申し込みが受付手続きが開始されます。
② 楽天証券でNISA口座開設を申し込む
楽天証券側のステップは次の通りです。
- 楽天証券のホームページからNISA口座開設を申し込む。
- 楽天証券から「NISA口座開設届出書」が送付される。
- NISA口座開設届出書に記入して、「マイナンバー通知届出書」と「勘定廃止通知書」を同梱して楽天証券に送付する。
- 楽天証券からNISA口座開設と移管を完了したことがメールで通知される。
なお、既に楽天証券に他の口座を開設済みの場合は「マイナンバー通知届出書」の提出は必要ありません。
以上で、SBI証券のNISA口座を楽天証券に移管する手続きは完了です。
楽天証券からNISA口座の開設&移管がメールで通達されたら、ログインして入金と初期設定を行いましょう。
なお、楽天証券でつみたてNISAをする場合、お勧めの入金方法は「楽天カードから支払う」設定にすることです。
つみたてNISAへの入金でも楽天ポイントが付与されるので、毎月の積み立てでポイントがもらえてお得です。
つみたてNISAでは年間40万円まで積み立てが出来るので、継続すればポイントも結構バカにならない金額になりますよ。