iDeCo(個人型確定拠出年金)は節税効果が高いので、つみたてNISAの次の優先度で始めたい投資です。
企業に勤めている人は、勤め先の総務部門へ書類の提出が必要で、手続きには1~2ヵ月は必要です。少しでも早く始めるため今すぐ口座開設を申し込みましょう。
どこでiDeCoの口座を作っても良いですが、観点は次の1点です。
- 選択できる投資商品が充実している(選びたい投資商品がある)ところ
当ブログでは、楽天カードから投資信託の買い付けや積み立てを行うと、楽天ポイントが付与される楽天証券をお勧めします。
残念ながら「iDeCoは楽天ポイント付与対象ではない」のですが、つみたてNISAやNISAは楽天ポイントの付与対象です。
投資の優先度としては、つみたてNISA、iDeCoの順なので、同じ証券会社で両方やるのが良いと思います。
当記事では楽天証券でiDeCoを開始するまでの一連の手続きについて説明します。
Contents
楽天証券のiDeCo加入申し込み
楽天証券でのiDeCo加入は次の4ステップです。
- 資料請求
- 書類の記入(加入者本人と、企業の総務担当者)
- 書類の返送
- 開設通知の受領
特に「②書類の記入」は、加入者本人だけでなく、勤務先の会社の総務担当者に記入してもらう個所があるため時間がかかります。
開設通知が届いたら「⑤投資商品の選択」で投資信託を選び、運用を開始できます。
① 資料請求(WEB)
楽天証券から申し込みます。
楽天証券に口座を持っていない場合は「申込書の請求」、既に楽天証券に口座を持っている場合は、「総合口座にログインして申込書の請求」に進みます。
既に口座を持っている場合、自動で必要事項が入力されるので便利です。
基礎年金番号が必要になるので、年金手帳やねんきん定期便、ねんきんネットなどで確認してください。
勤め先の企業に年金手帳を提出している場合は、総務部門にメールなどで問い合わせれば教えてくれます。
申し込み時に分からない場合、申し込み完了後に楽天証券から送付される用紙に記入してもOKですので、そのまま申し込みましょう。
また、掛け金の納付方法を「銀行引き落とし」「会社経由の給与天引き」かを選べます。特にメリット・デメリットないので好きな方を選びましょう。
② 書類の記入(加入者本人と企業の総務担当者)
Webから資料請求をすると、手続きに必要な書類一式が楽天証券から送付されてきます。
加入者本人が記載するところと、勤め先企業の総務担当者が記入するところがあります。
加入者本人が記載する部分に記入したら、丸ごと書類一式を勤め先企業の担当者へ社内便などで送付しましょう。どこの企業も担当者が決まっているので、特に問題なく記入してもらえると思います。
会社員は第2号被保険者、自営業などは第1号被保険者、専業主婦は第3号被保険者となり、申請書類がそれぞれ異なります。
詳しい手順は楽天証券から送付される書類にフローチャートや記入例があるので、迷うことはないと思います。
③ 書類の返送
加入者記入欄、勤め先の企業担当者記入欄への記入が済んだら、書類一式を楽天証券に返送します。
④ 開設通知の受領
楽天証券でiDeCoへの加入が受理されると、確定拠出年金のサービスを提供しているJIS&TからID、パスワードがハガキで通知されます。
送付されたID、パスワードで楽天証券からログインすると、iDeCoを開始できるようになります。
⑤ 投資商品の選択
iDeCoの運用を開始するにあたり、最初に投資商品を選択します。選択せずに放置していると、楽天証券のお勧めする投資商品で自動的に運用が開始されます。
楽天証券のお勧めを選択する方法と、自分で細かく設定する方法があります。
よく分からない場合、面倒な場合はお任せ設定でも良いと思います。あれもこれもと自分で細かく考えるより、バランスの取れた投資商品を選択するようにするのがお勧めです。
最初は楽天証券にお任せで良いので、ます始めてみることが大切です。早く始めれば始めるほどよいので、まずは始めてみましょう。
ただし、冒頭にも書いたように、iDeCoは老後資金を形成するのが目的です。原則60歳まで引き出せません。
優先度はまず「つみたてNISA」ですので、さらに余裕がある場合にiDeCoを始めることをお勧めします。
iDeCoの概要や仕組み、注意点についてこちらの記事でもまとめています。