PayPay証券(旧One Tap BUY)の「つみたてロボ貯蓄」アプリは、米国株式や米株ETFを1,000円から積立することができます。
米国株は1株単価が高いもの多く、例えばAmazonの株価は2020年10月時点で3,200ドルです。105円のドル円レートとしても、日本円では1株だけで33万円も必要です。
しかしPayPay証券であれば、1,000円単位の金額指定で買えるため、1株以下の端数で株を積み立てすることが可能です。例えばAmazon株を1,000円で買うとすると、0.003株を購入することができます。
最低1,000円でOKなので、複数銘柄に分散して積み立てすることも簡単です。投資の王道は積立・分散・長期ですが、これらを簡単に満たすことができるのです。
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PayPay証券のメリット
① 1株以下で株を買える
PayPay証券の最大のメリットは1,000円単位で現物株を購入できることです。金額指定のため、1株以下の端数株を購入できます。

上の図はPayPay証券の米株アプリですが、つみたてロボ貯蓄アプリも同様です。Amazon株を0.0296株という端数で購入しています。
1,000円単位なので単価の高い米株も簡単に変えますし、1回の積み立て金額を低くして積立頻度を高くすることによって分散投資も簡単になります。
1,000円単位の積み立てのため、積立周期を短くして購入単価の分散をし易い。
② 自由な積立設定が可能
もうひとつのメリットは自由な積立設定が可能ということです。
週、月、年単位の積立設定が可能で、曜日も設定できます。例えば毎週の月と金に積立する設定とすることも可能です。

月に1回よりも週に1回の方が購入単価の分散ができます。PayPay証券は1回あたりの積立金額を低くすることができるので、積立頻度を上げやすいメリットがあるのです。
PayPay証券では自由な積立の設定ができる。
PayPay証券の積み立てアプリ
PayPay証券のつみたてアプリである「つみたてロボ貯蓄」について説明します。4つのメリットがあります。
- 優良米国株と米株ETFを扱う。
- 取引手数料はスプレッド制で分かりやすい。
- 自動入金で積立が可能。(放ったらかし)
- 自動で売却も可能。
① 優良米国株と米株ETF
PayPay証券のつみたてアプリでは、米国の優良企業の株とETF(インデックス)を取り扱っています。
銘柄 | 取り扱い数 |
---|---|
米国個別株 | 約90銘柄 |
ETF(株価指数、債券など) | 約18銘柄 |
ETF(金、原油など) | 約2銘柄 |
個別株はAmazon、ウォルトディズニーなどの有名米国企業の株が揃っています。PayPay証券では銘柄の拡充に力を入れており、ZoomやCrowdStrikeなどのハイテク新興企業も追加されています。
ETF(インデックス)には、S&P500やNASDAQに連動する株価指数ETFや債券ETFがあります。他にも指数の3倍の値動きをするレバレッジ型ETFも取り扱いがあります。
② 取引コスト
取引コストはスプレッド制で、取引手数料はありません。1回の購入または売却で0.5%のスプレッドが適用されます。
積立時スプレッド | 売却時スプレッド |
---|---|
0.5% | 0.5% |
通常の証券会社では、米国株の取引手数料は比較的高いです。取引ごとに取引手数料を支払う必要があるため積み立てには向きませんが、PayPay証券はスプレッドのみなので積み立てに向いています。
③ 自動入金で積立
PayPay証券では、積み立て資金の入金方法を複数用意しています。
- PayPay証券残高から引き落とし
- 銀行引き落とし
- ソフトバンクカード
- ドコモ口座
PayPay証券残高からの引き落としがおすすめです。最初の入金時以外に手数料が不要なので、最もコストの低い方法です。
銀行引き落としは1回の積立金額が1万円である必要があります。また、積立ごとに振込手数料がかかるので、頻繁に積み立てていると振込手数料がかさんでしまいます。
ソフトバンクカードやドコモ口座を持っている人は、そちらを選択してもいいと思います。
④ 自動で売却
PayPay証券の積み立てアプリでは、設定した日付や価格で自動で売却ができます。
積立投資は基本的に長期間売却せず、コツコツと買い続けるのが基本です。しかし、定期的なリバランスや、一定期間での売却や銘柄変更をしたい場合もあると思います。そういう場合には自動売却設定を活用できます。
PayPay証券の積み立て方法
積立をしたい株やETFと、1回あたりの金額を設定します。1つの積み立て設定に複数の銘柄を登録することができます。

引き落とし方法と自動積立の頻度を選択します。

積み立ての開始日と、積み立ての終了日を設定します。

最後に確認をして、積み立てを開始します。
ちなみに、現物の積み立てなので配当金・分配金も受け取れます。米国株の積立なので、頻繁に配当金が入金されます。

PayPay証券の積立は「予算」「頻度」が柔軟に設定できるという点で、非常に強みがあります。それは従来の単元数や株数ごとの売買ではなく、金額指定による端数株での売買を可能にしていることが理由です。
これからの時代は金額単位に株を購入できることがトレンドになってくると思います。この方法は積立投資にも非常に有効なので、是非活用してください。
◆GMOクリック証券
米国株CFD、日本株CFDならびに株価指数CFD。商品CFDも豊富。
◆LINE証券
1株から買える単元未満株を取り扱う。軽く投資を始めたい人に。
◆SBIネオモバイル証券
1株から買える単元未満株を取り扱う。手数料が定額制で売買頻度が多い人に。
◆PayPay証券(旧One Tap BUY)
1,000円から端数株(0.01株など1株未満)を購入できる。日本、米国の優良企業が揃う。
◆アイネット証券
FX(為替取引)の自動売買「ループイフダン」
◆ひまわり証券
高レバレッジCFDのくりっく株365。配当もある日経225やイギリスFTSEに。
◆SBI証券
ネット証券最大手。つみたてNISA、iDeCoにも。