1株・端数株

PayPay証券、LINE証券、SBIネオモバイル証券の特徴と使い分け方法

単元未満株(S株・端数株)の証券会社

従来の証券会社では株を「単元数」でしか買えませんでしたが、最近は株を1株から買える証券会社があります。

さらには、PayPay証券のように買いたい金額分だけを買える証券会社も登場しました。例えば株価1万円の銘柄を1,000円分だけ買うとすると、0.1株を買ったとみなせます。

このように1株や買いたい金額分だけ買える証券会社は、気軽に株式投資ができるため投資デビューや初心者向けとして人気になっています。

この記事では次の3つの証券会社を比較して紹介します。

  • PayPay証券
  • LINE証券
  • SBIネオモバイル証券

PayPay証券
LINE証券口座開設SBIネオモバイル証券

1株から株を買える証券会社比較

比較のポイントは「銘柄数」「手数料」「約定タイミング」の3つです。

単元未満で売買できる証券会社の比較単元未満で売買できる証券会社のまとめ

3つの比較ポイントの説明に入る前に、証券会社ごとの取引単位を説明します。株式単位で取引する証券会社、金額単位で取引する証券会社があります。

【取引単位】

証券会社 購入単位
LINE証券 株式単位(1株~)
SBIネオモバイル証券 株式単位(1株~)
PayPay証券 金額単位(1,000円~)

LINE証券とSBIネオモバイル証券は株式単位での取引で、1株から売買できます。

PayPay証券は金額単位の取引で、1,000円単位で売買できます。先に説明したように、1株価格に満たない金額でも、0.1株のように1株未満で取引できます。

それでは、比較ポイントの説明です。

① 取り扱い銘柄数

証券会社 銘柄数
LINE証券 約1,500銘柄
SBIネオモバイル証券 東証/マザーズ/JASDAQ
PayPay証券 日本株:160銘柄
米国株:147銘柄

※2021年10月時点

【LINE証券】

LINE証券は2020年10月に300銘柄から1,015銘柄に大幅拡充されました。

主要な銘柄をほとんどカバーしていますが、売買したい株があるかどうかはLINE証券のサイトで確認しましょう。

【SBIネオモバイル証券】

銘柄数の多さはSBIネオモバイル証券がダントツです。

ほとんどの上場株を1株から買うことができます。

【PayPay証券

PayPay証券の銘柄数は少ないですが、厳選された優良銘柄ばかりであり、3つの証券会社の中では唯一の米国株も取り扱いがあります。

各証券会社ともに取扱銘柄は順次拡大しているので、いずれ銘柄数のデメリットは小さくなると思います。

② 手数料(取引手数料/スプレッド)

スプレッド制の証券会社と固定制の証券会社があります。

証券会社 手数料
LINE証券 スプレッド 0.2~0.4 %
SBIネオモバイル証券 月額固定 220円 / 月
PayPay証券 スプレッド 0.5~1.0 %

【LINE証券】

LINE証券はスプレッドが業界最安と公言しているだけあって、安いです。

ただし、2020年10月に手数料体系の変更があり、銘柄によって手数料が0.2~0.4%と変わるようになりました。流動性の高い銘柄のスプレッドを低く、流動性の低い銘柄のスプレッドを高くしているように思います。

また一部の銘柄は場外(取引時間外)でも売買できますが、その場合の手数料は1.0%と通常よりも高くなります。

LINE証券の取引コストは以前よりも少し高くなってしまいましたが、それでも他の証券会社と比べると低いので魅力的です。

【SBIネオモバイル証券】

SBIネオモバイル証券は手数料を月額制としています。

月額220円で固定のため、取引回数が多いほど、1回あたりの手数料は安くなります。

さらに、SBIネオモバイル証券は200円のTポイントを毎月還元しています。Tポイントを株の購入に使うことができるので、月に1回以上の取引をすれば手数料の元が取れます。

実質的に手数料が無料なので、トレード回数が多い場合はSBIネオモバイル証券はおすすめです。

【PayPay証券】

PayPay証券は取引時間帯によってスプレッドが異なります。

日本株の場合、市場時間内だと0.5%、時間外だと1%です。

米国株の場合、市場時間内だと0.5%、時間外だと0.7%です。

市場時間外でも売買できるのはメリットですが、なるべく市場時間に売買した方がスプレッドを低くできます。

③ 約定タイミング

約定タイミングについては、しっかり理解しておく必要があります。銘柄数の次に重要なポイントだと考えています。

証券会社 約定タイミング
LINE証券 リアルタイム
SBIネオモバイル証券 限定される
PayPay証券 リアルタイム

約定タイミングはLINE証券とPayPay証券がリアルタイムですが、SBIネオモバイル証券は限定されます。

ここで1点補足ですが、単元未満での株取引では指値注文が使えません。購入も売却も全て成行注文になります。

通常の証券会社の単元株での取引は、成行注文であればすぐに約定します。しかし、単元未満株の場合、多くの証券会社では約定タイミングが限定されます。

SBIネオモバイル証券の注文時間と約定タイミングは下表のとおりです。成行注文ですが、即時の約定はせず、約定タイミングで約定します。

注文時間 約定タイミング
0:00~10:30 当日の後場始値
10:30~21:30 翌営業日の前場始値
21:30~24:00 翌営業日の後場始値
非営業日 次の営業日の後場始値

LINE証券とPayPay証証券はリアルタイム取引のため、成行注文と約定のタイミング乖離がありません。これは大きなメリットになります。

LINE証券とSBIネオモバイル証券での約定タイミングのズレを図に示します。

LINE証券はリアルタイム取引

メリット・デメリットと使い分け

メリットとデメリットはこれまでの比較で分かったと思いますが、最後にまとめます。

また、それぞれの証券会社の特徴を活かした使い分けができると良いので、それについてもまとめます。

① メリット・デメリット

特に気にしたいのはやはり約定タイミングです。

先述したとおり単元未満株は成行注文だけで、指値注文は不可です。そして成行注文でも、SBIネオモバイル証券では約定タイミングが限定されてしまいます。

注文した時点と約定の時点で価格が大きく異なる可能性もゼロではありませんので、気になる場合はLINE証券やPayPay証券の方がよいでしょう。

この点を加味しても、ガンガン取引できるメリットの方が大きい場合は、手数料が月額定額制のSBIネオモバイル証券を選ぶとよいと思います。

手数料で利益が削られないのは、デイトレなどで何度も頻繁に売買する場合にはメリットがあります。

それぞれの証券会社で特徴が異なるので、使い分けるのが最もおすすめです。

メリット・デメリット

証券会社 メリット デメリット
LINE証券 リアルタイム取引 銘柄やや少ない
SBIネオモバイル証券 手数料が定額 約定タイミングが限定
PayPay証券 リアルタイム取引。1,000円単位で取引。米国株を買える 銘柄が少ない

② 証券会社の使い分け

自分の投資スタイルに適した証券会社を選ぶのが良いですが、投資する銘柄や投資スタイルによって口座を使い分けても良いと思います。

例えば次のような使い分けはおすすめです。

証券会社 購入する銘柄
LINE証券 メインで使う
SBIネオモバイル証券 頻繁に売買する銘柄
PayPay証券 1株価格の高い株、米国株

LINE証券は普段から使っているLINEアプリ上で取引できます。ユーザインタフェースも分かりやすく、初心者でも使いやすい証券会社です。

銘柄数もかなり拡充されたので、当ブログでは日本株のメイン口座として利用しています。

SBIネオモバイル証券は「LINE証券にない銘柄」と「頻繁に売買する銘柄」で使っています。

手数料が月額固定制なので、デイトレや決算時の短期トレードに利用しています。

PayPay証券は「株価の高い銘柄」と「米国株」に利用しています。例えば日本株であれば任天堂やキーエンス、米国株であればAmazonやGoogleの親会社であるAlphabetです。

 

日本株はなかなか単元数の縛りが無くならず、これが必要な資金を高くして投資ハードルを高くしています。

単元数未満株はこれから広まってくる投資スタイルだと思いますので、是非、積極的に活用してみましょう。

これだけは持っておきたい口座

◆GMOクリック証券
米国株CFD、日本株CFDならびに株価指数CFD。商品CFDも豊富。

◆LINE証券
1株から買える単元未満株を取り扱う。軽く投資を始めたい人に。
LINE証券口座開設
◆SBIネオモバイル証券
1株から買える単元未満株を取り扱う。手数料が定額制で売買頻度が多い人に。
SBIネオモバイル証券 口座開設
◆PayPay証券(旧One Tap BUY)
1,000円から端数株(0.01株など1株未満)を購入できる。日本、米国の優良企業が揃う。
One Tap BUY
◆アイネット証券
FX(為替取引)の自動売買「ループイフダン」
アイネットFX
◆ひまわり証券
高レバレッジCFDのくりっく株365。配当もある日経225やイギリスFTSEに。
くりっく株365
◆SBI証券
ネット証券最大手。つみたてNISA、iDeCoにも。
SBI証券[旧イー・トレード証券]