1株・端数株

単元未満株のPayPay証券、LINE証券、SBIネオモバイル証券を比較。

単元未満株(S株・端数株)の証券会社

単元数より少ない単位で売買できる株を「単元未満株」と呼びます。証券会社によってはミニ株やS株などの表記をしている場合もあります。

また、1,000円分だけなど金額単位で買える株のことを「端数株」と呼びます。

日本株は単元(100株)で売買するため、1,000円の株でも最低で10万円が必要になるなど資金面でのハードルが高くなります。

単元未満株や端数株は資金面でのハードルを下げ、気軽に株を買えるサービスとして注目されています。この記事では、単元未満株や端数株を買える証券会社を紹介します。

単元未満で売買できる証券会社の比較単元未満で売買できる証券会社のまとめ

PayPay証券LINE証券口座開設SBIネオモバイル証券

単元未満株のある証券会社まとめ

まず、株の購入単位と約定タイミングをまとめます。

証券会社 購入単位 約定タイミング
LINE証券 株式単位
(1株~)
リアルタイム
SBIネオモバイル証券 株式単位
(1株~)
限定される
PayPay証券 金額単位
(1,000円~)
リアルタイム

LINE証券とSBIネオモバイル証券は株式単位で取引できます。1株から取引することが可能です。

PayPay証券は金額単位で端数株を取引します。例えば、1株が1万円の株を1,000円だけ買う場合、0.1株を買うことになります。

次に約定タイミングについて説明します。実は、単元未満株の注文方法は成行のみで指値注文ができません。

通常の成行注文であれば注文したらすぐに約定します。しかし単元未満株の場合は約定タイミングが限定されます。

SBIネオモバイル証券の注文時間と約定タイミングは下表のとおりです。注文した時に約定せず、約定タイミングで約定するのです。

注文時間 約定タイミング
0:00~10:30 当日の後場始値
10:30~21:30 翌営業日の前場始値
21:30~24:00 翌営業日の後場始値
非営業日 最初の営業日の後場始値

しかし、LINE証券とPayPay証証券はリアルタイム取引のため、成行注文と約定のタイミング乖離がありません。これは大きなメリットになります。

LINE証券とSBIネオモバイル証券での約定タイミングのズレを図に示します。

LINE証券はリアルタイム取引

次に、取り扱い銘柄数と手数料でまとめます。

証券会社 銘柄数 手数料
LINE証券 やや少ない スプレッド
SBIネオモバイル証券 多い 月額固定
PayPay証券 少ない スプレッド

銘柄数ではSBIネオモバイル証券が最も多く、ほとんどの上場株を単元未満で買うことができます。

手数料ではLINE証券とPayPay証券がスプレッド制です。買いと売りに価格差があり、これが手数料に相当します。

SBIネオモバイル証券は珍しい月額固定性です。何回取引しても、月の手数料は同じなので、取引回数が多いほど1回あたりの手数料は安くなります。

証券会社の比較

もう少し詳しく、下記の観点で比較します。

  1. 取り扱い銘柄数
  2. 手数料(取引手数料、スプレッド)
  3. メリット・デメリット

① 取り扱い銘柄数

証券会社 銘柄数
LINE証券 1,015銘柄
SBIネオモバイル証券 東証/マザーズ/JASDAQ
PayPay証券 127銘柄

銘柄数の多さはSBIネオモバイル証券がダントツです。ほとんどの上場株を1株から買うことができます。

LINE証券は2020年10月に300銘柄から1,015銘柄に大幅拡充されました。主要な銘柄はほとんどカバーしていますが、売買したい株があるかどうかは確認しましょう。

PayPay証券の個別株は東証1部上場の有名企業株がほとんどです。個別株だけでなく、ETFや投資信託もあり、同じように1,000円から売買できます。

LINE証券、PayPay証券ともに、取扱い銘柄は順次拡大中ですので、いずれは銘柄数のデメリットは小さくなると思います。

また、PayPay証券は日本株だけでなく米国株も売買できます。特に、日本株に比べて1株単価の高い米国株を1,000円から売買できるのは大きな利点です。

1株あたりの価格の高さや、通常の証券会社での米株の取引手数料の高さがハードルとなっていた人は、PayPay証券で米株を始めるのも良いと思います。

② 手数料(取引手数料、スプレッド)

証券会社 手数料
LINE証券 0.2~0.4%
SBIネオモバイル証券 220円/月
PayPay証券 0.5%

LINE証券はスプレッドが業界最安と公言しているだけあって、かなり安くなっています。ただし、2020年10月の銘柄増加に合わせて手数料体系が複雑になりました。

銘柄によって、手数料が0.2~0.4と変わります。また一部の銘柄は場外(取引時間外)でも売買できますが、その場合の手数料は1.0%と通常より高くなります。

LINE証券の取引コストは以前はかなり安かったのですが、少し高くなってしまいました。それでも他の証券会社と比べると低いです。

SBIネオモバイル証券は手数料を月額制としています。月額220円で固定のため、取引回数が多いほど、1回あたりの手数料は安くなります。

さらに、SBIネオモバイル証券は200円のTポイントを毎月還元しています。Tポイントを株の購入に使えますので、月に1回以上取引すれば手数料の元が取れます。

実質的に手数料無料なので、約定タイミングの縛りさえ気にしなければ、SBIネオモバイル証券はお勧めです。

PayPay証券は日本株も米国株も同じ手数料率です。通常の証券会社だと、米株は取引手数料が高いので、この点でPayPay証券は便利です。

また、PayPay証券の米国株は米国市場の時間外でも取引できます。ただし、米国市場が空いている時間は0.5%ですが、取引時間外は0.7%なので注意しましょう。

③ メリット・デメリット

特に気にしたいのはやはり「約定タイミング」です。

先述したとおり単元未満株は成行注文だけで、指値注文は使えません。そして成行注文でも、SBIネオモバイル証券では行注文でも約定タイミングが限定されてしまいます。

注文した時点と約定の時点で価格が大きく異なる可能性もゼロではありませんので、気になる場合はLINE証券やPayPay証券の方がよいでしょう。

この点を加味しても、ガンガン取引できるメリットの方が大きい場合は、手数料が月額定額制のSBIネオモバイル証券を選ぶとよいと思います。手数料で利益が削られないのは、デイトレなどで何度も頻繁に売買する場合にはメリットがあります。

特徴が異なるので、使い分けるのが最もおすすめです。

証券会社 メリット デメリット
LINE証券 リアルタイム取引 銘柄が(やや)少ない
SBIネオモバイル証券 手数料が定額 約定タイミングが限定
PayPay証券 1,000円単位で取引
米国株を買える
銘柄が少ない

自分の投資スタイルに適した証券会社を選ぶのが良いですが、投資する銘柄や投資スタイルによって口座を使い分けても良いと思います。例えば次のような使い分けはおすすめです。

証券会社 購入する銘柄
LINE証券 メインで使う
SBIネオモバイル証券 LINE証券にない銘柄
頻繁に売買する銘柄
PayPay証券 1株価格の高い株
米国株

米国株は1株から売買できますが、日本株はなかなか単元数の売買縛りが消えません。これが必要な資金を高くし、投資ハードルを高くしています。

単元数未満株はこれから広まってくる投資スタイルだと思います。是非、積極的に活用してください。

これだけは持っておきたい口座

◆GMOクリック証券
米国株CFD、日本株CFDならびに株価指数CFD。商品CFDも豊富。

◆LINE証券
1株から買える単元未満株を取り扱う。軽く投資を始めたい人に。
LINE証券口座開設
◆SBIネオモバイル証券
1株から買える単元未満株を取り扱う。手数料が定額制で売買頻度が多い人に。
SBIネオモバイル証券 口座開設
◆PayPay証券(旧One Tap BUY)
1,000円から端数株(0.01株など1株未満)を購入できる。日本、米国の優良企業が揃う。
One Tap BUY
◆アイネット証券
FX(為替取引)の自動売買「ループイフダン」
アイネットFX
◆ひまわり証券
高レバレッジCFDのくりっく株365。配当もある日経225やイギリスFTSEに。
くりっく株365
◆SBI証券
ネット証券最大手。つみたてNISA、iDeCoにも。
SBI証券[旧イー・トレード証券]