完全にAIに裁量トレードを任せるFX自動売買であるインヴァスト証券のマイメイトが注目されています。
トラリピやループイフダンなどの「リピート系」の自動売買ではなく、相場を読んで取引する裁量トレードを「ヒトの代わりにAIが行う」自動売買です。
2019年8月14日から実取引なしのサービス(テスト期間)が始まっていましたが、2022年1月17日から満を持して実取引のサービスが開始されました。
インヴァスト証券も自信があったからこそ、実取引へ踏み切ったのでしょうけど、今のところAIの自動売買はかなり高い利益率を出しているようです。
実際、週当たりで10%~20%くらいの利益率を出しているんですよね。
ドル高、円/ユーロ安という強いトレンド相場の今(2022年7月)だけかもしれませんが、それにしても高実績です。
当ブログでも実取引をしているので、この記事で始め方をまとめます。
マイメイトとは
マイメイトとは、インヴァスト証券が提供する「世界に1つだけ、あなただけのAI」を使ってトレードができる強化学習型AIトレードのサービスです。
マイメイト口座は無料で開設でき、オリジナルのAI(エージェントと呼ばれる)も無料で2体まで作成できます。
AIは放っておいても自分で最適な取引を学習していきますが、褒めたり叱ったりすることで人間の意思をAIに反映させることができます。
また、ほかの優秀なAIを教師としてコピー学習をさせることもできます。
といっても、自分のAIを使う必要はなく、ほかの人が作った優秀なAIを自由に選んで使えばOKです。
同じ通貨ペアのAIでも、作られた時期や育成方法によって、異なる判断基準で取引をします。
そのため、なるべく多くのAIで分散させて取引させた方がリスクを低減することができます。
インヴァスト証券では最低5体以上のAIを同時に運用することを勧めています。
ただし、資金に余裕がなければ最初は3体くらいからスタートして、利益の複利や追加入金でAIを増やしていってもよいと思います。
1ポジションは最低5,000通貨から持つことができます。
マイメイト実取引の始め方
マイメイトを始めるにはインヴァスト証券の口座が必要です。
マイメイトを新規登録(メールアドレスのみ)すると、マイメイトへログインできるようになります。(インヴァスト証券口座でログイン)
- インヴァスト証券の口座開設
- マイメイトの新規登録(メールアドレスのみ)
トライオートFXやトライオートETFといったリピート系売買ツールで口座を持っている場合は、マイメイトへの登録だけですぐに利用を開始できます。
今なら口座開設で、AIの追加作成や強化に使えるポイントがもらえます。
必要な資金の目安
インヴァスト証券では最低5体以上のAIを同時稼働させ、分散運用させることを推奨しています。
複数のAIを稼働させることで、1体が損失を出しても1体が利益を出すといったように、補完し合って安定した成績を出すことができます。
インヴァスト証券の検証でも、複数のAIを同時稼働させた方が実績が良くなることが分かっています。
2022年7月2日から最低取引数量が1万通貨から5,000通貨に変更されました。
必要な証拠金額が半分になったことで、同時に稼働できるAIの数も倍になって実践しやすくなりました。
通貨ペアごとに発注可能な必要証拠金は異なりますが、含み損が生じている場合も考慮して1体あたり4万円~5万円くらいと考えておけばよいと思います。
主要通貨ペアの必要証拠金は下表のとおり。(0.5万通貨の場合)
※2022/7/22時点
通貨ペア | 必要証拠金 |
---|---|
USD/JPY :ドル円 | 27,199 円 |
EUR/JPY :ユーロ円 | 27,775 円 |
GBP/JPY :ポンド円 | 32,632 円 |
EUR/USD :ユーロドル | 27,744 円 |
GBP/USD :ポンドドル | 32,640 円 |
たとえば、当ブログでは証拠金(入金)額40万円に対して、9体のAIが稼働しています。
「待機中」の表示があるものは、稼働はしているけどポジションを持っていない通貨ペアです。
このように稼働している全てのAIが同時にポジションを持つわけではない(同時に持つ可能性はある)ので、入金額に対して多めのAIを稼働させています。
また、有効比率(証拠金維持率)が危険水域となった場合は入金する余力もあるため、少し攻めた設定にしています。
ポジションの持ち方/決済方法
AIは1つだけポジションを持ち、1日に1回のみ(午後8時あたり)に取引判断を行います。
ひとつのAIが複数のポジションを持つことはありません。
取引判断は「ポジションを持つ」「ポジションを決済する」「ポジションを維持する」のいずれかです。
そのため、稼働している全てのAIがポジションを持つとも限りませんし、毎回取引を行うとも限りません。
ポジションを持っていない場合は、ポジションを持つかどうかを判断します。
ポジションを持っている場合は、まずそのポジションを維持するか決済するかを判断します。
決済する判断をした場合は、新たなポジションを持つかどうかを判断します。新たなポジションを持つ判断がされると、ドテン買いやドテン売りが行われます。
AIの状態 | 判断 |
---|---|
ポジションを持っていない | ポジションを持つかどうか |
ポジションを持っている | ポジションを維持するかどうか |
ポジションを決済するかどうか | |
新たなポジションを持つかどうか |
取引は成行のみで、新規のポジション建てはAIの判断でのみ行われます。
AIが指値をすることはないですし、人間が指定することもできません。
ただし、決済は人間が指示して手動決済(成行のみ)することもできます。ただし、手動決済した場合、そのAIの稼働は止まります。
エージェントの選び方
インヴァスト証券が推奨するとおり、5通貨ペア以上で選ぶのが基本です。
なるべく通貨ペアを分散させ、同じ通貨ペアで複数のAIを稼働させる場合は特性の異なるAIを選ぶのが良いです。
基本的には「通貨ペア」「ランク」などで検索して、成績の良いAIを選びます。
稼働数(使っているユーザの数)が多いエージェントは多くのユーザが評価していると考えられるので、これを判断基準にするのもアリです。
同じ通貨ペアで複数のAIを稼働させる場合は、個性の異なるAIを選んだ方が分散になります。
AIを作るときに選択される4つの要素の異なるAIを選ぶとよいと思います。もちろん、実績は重要なので、取引回数や勝率は必ず確認したいです。
また、インヴァスト証券の「おすすめエージェントチーム」をそのまま稼働させるという方法もあります。
「リスク回避」「バランス重視」「リターン追求」の分類があり、さらに「通貨ペア均等」「メジャー通貨」と2つの選択肢があります。
ただし「リスク回避」などは稼働するエージェントが多いので、証拠金と相談して選びましょう。
ここで提案されたエージェントを個別に検索して稼働させるというのもアリです。
ちなみに、当ブログでは「リターン追求」「通貨ペア均等」で提案された6体のエージェントと、自分で探した3体のエージェントを稼働させています。
エージェントの入れ替えについて
インヴァスト証券では3~4ヵ月に1回のエージェントの見直し(入れ替え)を推奨しています。
相場の状況やトレンドが変わると、それに適応したAIも変わるため、定期的な見直しはしたほうが良いと思います。
もちろん放ったらかしでもそれなりの成績は出ると思いますが、最大効率を狙うなら入れ替えは必要かと思います。
また、ほかのユーザのAIを利用している以上、そのAIはほかのユーザの育成に影響されます。
たとえば、使っている「ほかのユーザのAI」にコピー学習が行われると、次のような通知がきます。
今後ユーザが増えるにつれて、さらに優秀なAIが登場することも考えられます。
成績の良いAIを残し、悪いAIを入れ替えていく方式が有効だと考えます。
マイメイトのQ&Aをこちらの記事にまとめました。
マイメイトの育て方(エージェントの育て方)の記事はこちらです。